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「クモの糸」の人工合成って技術、前にも見たよな [デバイス・素材]

大腸菌から合成「クモの糸」、スウェーデン研究 | 社会 | ニュース | So-net

人工的にクモの糸の生成に成功、科学者の長年の夢が実現 - GIGAZINE

自然界で、しなやかで軽く、生物分解が可能だが、鋼鉄以上の強度を持つ「クモの糸」を合成することに成功したというニュースが世間をにぎわしている。

スウェーデン農業科学大学とカロリンスカ研究所の研究チームによるもので、遺伝子組み換えして大腸菌で生成される「クモの糸」の素材となるタンパク質と、クモが糸を作る際のpH値の変化を再現する「紡績装置」を用いて、「クモの糸」の立体構造を実現したという。

似たような話を、前に「カンブリア宮殿」で見たなぁ、と思ってググってみたら、これだ。

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Spiber株式会社

慶応SFCから誕生したベンチャー企業「スパイバー」で、2013年に、既に世界界初の合成クモ糸繊維「QMONOS」の量産化に成功しており、詳細は公開していないが、こちらも、遺伝子組み換えした微生物を利用しており、かなり似た技術であるように見える。

しかも、「スパイバー」は既に、「QMONOS」の量産を始めており、乗用車のシート、マウンテンパーカーなど、他社との共同開発も具体的に進んでいる状態にある。
なので、単なる論文発表でしかない今回のニュースが、何でここまで持ち上げられるのかがよく分からない。

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次世代素材「LIMEX」の将来性 [デバイス・素材]


価格.com - 「カンブリア宮殿 ~放送500回SP 暮らしを変えるサムライたち~」2016年8月4日(木)放送内容 | テレビ紹介情報

少し前になるが、2016年8月4日(木)の「カンブリア宮殿 ~放送500回SP」(テレビ東京)で紹介された「LIMEX」という素材と、それを実用化しようと頑張る株式会社TBMの山﨑敦義社長の姿勢に、いたく感心してしまった。

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LIMEX / ライメックスとは | 次世代素材LIMEX 株式会社TBM

「LIMEX」は、紙、または、樹脂の代用素材で、石灰石約0.6t~0.8tと、ポリオレフィン樹脂約0.2tから、1tの「LIMEX」の紙を作ることができるそうです。

こうした石灰石をベースにしたストーンペーパーは、「LIMEX」以前にもあったらしいのですが、紙の厚みや品質のムラが解消できなかったり、既存の印刷機では印刷ができないなど、制約も多く、山﨑社長も、最初は台湾からの輸入でビジネスを始めたものの、なかなかうまくいかず、自ら理想のストーンペーパー「LIMEX」を開発するに至ったそうだ。

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シャープが「MEMS-IGZOディスプレイ」を2017年に量産 [デバイス・素材]

機械的シャッターで表示を制御するMEMSディスプレイについては、以前、将来有望な技術だと思い、取り上げたことがある。

MEMSディスプレイは電子書籍リーダーを変えるか?(1) 書籍表示の問題点

MEMSディスプレイは電子書籍リーダーを変えるか?(2) 液晶表示と比べて

MEMSディスプレイは電子書籍リーダーを変えるか?(3) 電子ペーパーと比べて

2010年11月に書いたみたいだが、その後、ジャパンディスプレイ(当時は日立ディスプレイ)ではあまり進展がなく、どうなったのかな?と思っていた。

シャープ、MEMS-IGZOディスプレイを2017年量産。-30度でも動作 - AV Watch

これまでの液晶と何が違うのか? - シャープの次世代液晶技術「MEMS-IGZO」 (1) シンプルな構造でさらなる低消費電力化を実現したMEMS-IGZO | マイナビニュース

そこに、シャープから、IGZO液晶ディスプレイを、MEMSシャッターで制御する「MEMS-IGZOディスプレイ」を2017年に量産することが発表された。
ジャパンディスプレイの試作も、当時はベンチャー企業だった米Pixtronix社との共同開発だったが、今回も、Pixtronix社との共同開発で、技術的源流は同じだが、シャープ独自のIGZOディスプレイに適用した点が違う。
なお、Pixtronix社は、米Qualcommに買収され、子会社になったみたいだ。

したがって、今回のディスプレイの良さは、以前私が書いた記事とほぼ同じで変わっていないので、上のリンク先をご一読いただきたい。
今回、新しいのは、階調制御に関して詳しい制御方法が公開された点か。

今回、シャープが公開したのは、7型MEMS-IGZOディスプレイの試作パネル。

解像度は1,280×800ドット。製品化時には、一般にRetinaと呼ばれている500~600ppiの高解像度を目指すという。
ただ、一般的な液晶ディスプレイに比べ、構造的に画面サイズが小さいほど高精細化は難しくなるため、まずは、7インチ以上のタブレット端末用やカーナビ用のディスプレイが、メインターゲットになるようだ。

MEMS-IGZOディスプレイは、MEMSシャッターとスリット、LEDバックライトだけという単純な構造。RGBのLEDバックライトが順次点灯する時分割表示方式で、画素毎にMEMSシャッターが高速で開閉制御して、色や階調を表現する。
シャッターの開閉速度は約100マイクロ秒とのことなので、確かに、液晶の応答速度に対して十分速い。

総括すると、カラーディスプレイとしては、低消費電力でTFT液晶並みの画質を実現でき、モノクロディスプレイとしては、E-ink(電子ペーパー)並みの画質と、それに近い超低消費電力と、E-inkを超える応答性能を実現できる。
また、-30度でも動作するなど対候性能も優れ、環境条件が厳しい車載機器用のディスプレイとしても、期待されているようだ。

弱点としては、色や階調を、MEMSシャッターによる時分割駆動で生成するため、動画の表示で、プラズマディスプレイなどにもあった擬似輪郭と呼ばれるノイズが出やすい可能性があること。
モノクロ表示でも、階調表示をしようとすると、低周期とはいえシャッターを動かし続けなければいけないので、さすがにE-inkと同等の超低消費電力までは実現できないことか。

2010年に、私のブログで取り上げた時からは随分時間は経ったが、あと3年後には、ようやくMEMSディスプレイによる革命が起きるかも。
今からワクワクするな。

関連記事:
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