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ビル・ゲイツ氏「人の仕事を奪うロボットは税金を払うべき」 [企業・ビジネス]

ビル・ゲイツ氏:「人の仕事を奪うロボットは税金を払うべき」 - CNET Japan

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏のこの発言が、話題を呼んでいる。

最初、タイトルでこの発言だけを見たときには「何を言っているのだ?」と思ったのだが、詳しい内容を読んだら、深く感心してしまった。

彼の主張はこうだ。

「人間の労働者が工場で仕事をすると、その収入に対して課税される。ロボットが同じことをするなら、ロボットに同程度の税を課すのが望ましい」

ロボットが人間の仕事を奪う時代になっても、人間でしか対応ができない社会福祉事業などは依然残るから、ロボットから徴収した税金で人が職業訓練を受け直し、そうした社会福祉分野の仕事に移れるようにすべき、だという。

ロボットから税金を徴収する方法については、「一部は、省力化による効率性向上によって生じる利益から得られる。また、ロボット税のようなかたちで直接徴収することも考えられる」

上の記事では、そのことにより、人を雇うほうが結局は費用効率で勝る可能性もあり、AIやロボット開発を阻害するのではないかという懸念も挙げているが、そうだろうか?

まず、私自身、ゲイツ氏のこれまで誰も触れなかった視点に非常に感心したし、こうした発想には賛同したい。

そして、こうした税金がAIやロボット開発を阻害するという意見には、明確に「違う」と言いたい。

まず、ロボットに課税をしようとした場合に、その価値を評価する尺度が必要になる筈だ。

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フランク・ミュラーがフランク三浦を訴えた問題の誤解 [企業・ビジネス]

フランク三浦が勝訴 フランク・ミュラーの主張認めず:朝日新聞デジタル

【老師オグチの家電カンフー】 第9回:フランク三浦と真似ロンダリング - 家電 Watch

スイスの高級時計メーカー「フランク・ミュラー」が、「フランク三浦」を訴えた件で、「フランク三浦」側が勝訴した件について、私の奥さんも含め、周りで勘違いしている人が多いので一言。

今回「フランク三浦」側が勝訴した裁判の争点は、そもそも、「フランク三浦」という商標登録が有効か無効かの判断だった。
このブランド商標が、「フランク・ミュラー」とは「イメージや外見が大きく違う」ことから、商標の無効訴訟が認められなかったに過ぎない。

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元々「フランク・ミュラー」が問題視していたのは、「フランク三浦」から発売されているデザインが「フランク・ミュラー」の製品と似た、「フランク三浦」はパロディ商品と主張する腕時計の存在だ。

だったら、本来的な手続きとしては、個々の商品について、物品の形状・模様・色彩のデザインの創作についての権利である「意匠権」を、「フランク三浦」が侵害しているかどうかを、「フランク・ミュラー」は裁判で競うべきなのだ。

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えぇーっ!オーム電機って二つあったの!? [企業・ビジネス]

私が生まれる前から、「オーム電機」というメーカーがあった。
正直、ソニーやパナソニックから見ると格下で、アイワ、ゼネラルあたりと競う安物の家電品やAV機器を製造、販売している会社のイメージが強く、その後、就職してからは、色々な電子部品や計測機器も、企業向けに販売していることでも知っていた。

つい最近知ったのだが、「オーム電機」には、全く違った2つの会社があるらしい。

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株式会社オーム電機

一つが、東京都池袋区に本社があるこちらの「オーム電機」で、1955年にできた古い会社。

秋葉原のジャンク屋で、よくスピーカーシステムや、LED電球、OAタップなど、こまごまとした家電品や電気アクセサリを見かける。
正直、安いが品質はいまひとつの印象が強く、激安だったので買ったBluetoothスピーカーは、ダイソーのヘッドホン並みの酷い音質だったし、OAタップは、半年で個別スイッチが壊れた。だから、最近はほとんど手を出すことはない。

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ソニー、パナソニックが不調な一方で日立や三菱が好調な理由 [企業・ビジネス]

日立が23年ぶり最高益へ、中村副社長「最低限の目標」 | Reuters

東芝、営業益最高の1533億円 4~12月 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞

三菱電機の第3四半期決算、重電や産業メカトロ好調で増収増益---営業利益は前年同期比2.7倍に - 産業動向 - Tech-On!

ソニー、パナソニック、シャープ、NECあたりが苦闘しているのに対し、日立、東芝、三菱電機といったいわゆる総合電機メーカーが元気だ。

日立は、PC事業はとっくに撤退、白物家電やAVなどのコンシューマ事業を早々と本社から分離して子会社化し、本社の稼ぎ頭は、鉄道や電力、ITなどの社会インフラ事業となり、うまく事業転換を図ったようだ。

東芝は、PC事業、AV事業も依然ワールドワイドで頑張っているので、この分野はかなり収益的に苦しんでいるようだが、電力、社会インフラ、フラッシュメモリなどの事業で利益を稼ぎながら、トータルでは何とか好調を維持している。

三菱電機は、早くからAV事業を外部委託開発、製造で軽量化しており、電力、衛星、軍需、メカトロニクスなどでガッチリ稼ぐ。

いずれも、総合電機メーカーという幅広い事業の中で、新しいインフラ主体の儲け頭のビジネス分野を見つけ、うまく事業主体をシフトさせていると言える。

以前は、こうした総合電機メーカーという形態は、古臭く、非効率で、事業売却でもっと強い分野に選択と集中をすべきというのが投資家、評論家の強い意見だったのだが、あてにならないものだ。
その無駄かもしれなかった事業が、いまや企業存続の鍵になっているのだから。

それらに比べると、ソニー、パナソニック、シャープあたりは、大分業績は上向いてきてはいるが、ビジネスの主体がコンシューマに偏っているので、景気や市場の変化の影響を受けやすく、リカバリーも難しいのかもしれないな。

コンシューマ市場は、消費税アップ前で、本年度は駆け込み需要で好調かもしれないが、4月以降は、間違いなく再び需要が冷え込むだろう。
そして、一方で、同時に打たれる景気対策の恩恵を受けるのは、どちらかというと、社会インフラ事業の方だ。

そう考えると、来年度も、重電分野を持つ総合電機メーカーと、コンシューマ主体の電機メーカーの業績格差は縮まるどころか、逆に広がるかもしれないな。

ただ、その重電分野も、世界的に見れば、価格競争力は弱いらしいので、国内の公共事業にあぐらをかいていると、特需が終わった途端、結局立ち行かなくなるのは、AV事業と変わりはないようだ。
原子力発電の新設や、海外輸出も、先行き不透明だし、電機メーカーって、中長期的に見れば、どこも前途多難だな。

PS.以前だと、パナソニックやソニーに勤める電気系の大学同期は、外資系に行った人間を除けば、他より給料やボーナスが常にワンランク高い感じだったが、今はどうなんだろうか? 大分差が縮まったのかな? それとも、人が辞めただけで、残った人は依然給料高いままなのかな?

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期末の決算に向け、ソニーが大規模な構造改革を発表した。

ソニー、PC事業の譲渡で合意 ~譲渡先の日本産業パートナーズが設立する新会社でVAIOブランドを継続 - PC Watch

まずは、PC事業を売却。譲渡先は、先日もBIGLOBEを買収した投資ファンド「日本産業パートナーズ」。実際には、「日本産業パートナーズ」が子会社を作って、そこのPC事業を全面移管するという。

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ソニー、北米の電子書籍ストア閉鎖へ、ユーザーはKoboに | マイナビニュース

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ソニーの電子書籍事業は、日本でも後発で劣勢にあり、この影響は日本にも及ぶ可能性は高そうだ。

赤字転落 ソニー独り負けのワケ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

ソニーの本年度の業績予想を見ると、従来予想は300億円の黒字だったのが、リストラ策の影響で、1,100億円の赤字に下方修正された。

10~12月期はスマホなどのモバイル機器が76億円の営業赤字を出したのに対し、ゲーム、映画・音楽、金融の3分野で計1,878億円の黒字を計上し、ソニーがコンテンツとサービスで稼ぐ会社になってしまったことが明確に分かるな。

リストラ策が報じられた途端、株価が急上昇するという皮肉な現象は、その事業構造の実態を表している。

ただ、本当にここまで不採算ビジネスを切り捨てて大丈夫なのだろうか。

悲観視されるNEC、中途半端なリストラで市場の懸念ぬぐえず | 企業 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

数年前に苦境になったNECが、不採算ビジネスを切り捨てまくったせいで、核になるビジネスさえ消失してしまい、売り上げ自体が激減。なかなか反転の兆しが見えないという。

ソニーも、本社に残ったスマホ、タブレット事業も、国際的な競争力は決して高いとはいえないし、ウォークマンもハイレゾ音源で復活を掛けているが、シェア拡大は難しそうだ。

今は稼いでいるゲーム市場も、Android、iOSベースのゲーム市場が拡大する中、PS4が、PS2からPS3で縮小したゲーム市場に歯止めを掛けられるかは疑問で、失敗すれば、ゲーム市場の収益を一気に失う可能性がある。

これらの事業も、不採算が続き、本社から切り離さざるを得なくなれば、ソニーには、本当に映画・音楽と、金融しか残らないかもしれない。

それはそれで、投資家から見れば、健全な縮小均衡かもしれないが、そうなったら、ソニーが、一時のアップルのような革新的な製品やサービスで、再び注目を集められるようになるかは、疑問だろうな。

そして、製造業を切り捨てて、不要になった優秀なエンジニアたちは、どこに行くのか?

今後の動きを注目して見守りたい。

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