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船井電機がヤマダ電機と組んでAV機器に再参入 [AV機器]

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船井電機というと、パナソニックやソニーなどに比べれば、地味な存在で、昔は「安物」というイメージが付きまというメーカーだったが、米国では、FUNAIブランド自体、よく知られており、販売シェアも日本とは比べ物にならないぐらい高かった。

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VHSデッキを最後まで作り続けた点でも記憶されるべきメーカーだ。

ただ、ブランド力が弱い体質から抜けきれず、ある時期からOEMベンダに徹するよう方針転換があり、日本の大手家電メーカーのテレビやレコーダーの開発、製造を一手に手掛けるようになる。

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具体的な情報は公開されていないのだが、噂では、三菱のBDレコーダー内蔵テレビは船井製だったり、パナソニック以外のBDレコーダーは、今は皆船井製だといった情報がアンダーグラウンドで飛び交っていたりする。
ニッチなところでは、日立マクセルが出しているiVDRレコーダーなんかも、船井製らしい。

船井電機、過去最大の赤字を受け創業者らが退任 | スラド

ところが、2016年、船井電機、過去最大の赤字を受け創業者らが退任する事態となった。
原因は、AV事業の業績低迷で、それはイコールOEM先のメーカーの業績低迷だった。
三菱はレコーダー事業から撤退し、シャープや東芝のAV事業が外資に売却される事態となれば、それまでのOEM戦略ではうまくいくはずがない。

「私が市場創造する」と山田会長。ヤマダ独占販売のFUNAIテレビ、有機ELは'18年夏 - AV Watch

そこに飛び込んできたのが今回のニュース。

船井電機が、ヤマダ電機と組んで、船井ブランドのテレビやレコーダーを発売し、独占販売するという発表は、驚きはしたが、納得できるものがあった。

デジタルAV家電というのは、今や、ハイテク技術の塊なのだが、長年、各社のOEM開発を受け置く中で、船井電機には、そうした技術をモジュール化し、顧客のどんな要求にも対応した仕様の製品が開発できるノウハウが確立しているのだろうし、しかもそれを低価格に製造できる体制が出来上がってきたのだと思う。
だから、OEMブランドでなくても、最先端のデジタルAV機器を開発、製造する力は、元々持っている会社なのだ。

ただ、船井電機の最大の弱点は、繰り返すが、ブランド力のなさ。それを、ヤマダ電機と組むことで、カバーしようというのが、今回の提携なのだろう。

今回の提携では、フルラインナップのテレビと、BDレコーダーを発表したが、最初から力が入ってんなぁ、という印象。

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FUNAIテレビが復活。4K/全録3TB HDD搭載機など11機種をヤマダ電機独占販売 - AV Watch

テレビについては、4Kテレビが、全録対応で55/49型のフラッグシップ「6000シリーズ」、65/55/49型で予約録画対応の「5000シリーズ」、スタンダードな「4100/4000シリーズ」の4シリーズ8モデルに、2Kテレビの「2000シリーズ」という4kテレビメインのフルラインナップを展開する。

4Kテレビは、全機種でHDRに対応し、ソシオネクスト製の映像エンジン「Clear Pix Engine」により高画質化。4000シリーズ以外の7機種は120Hzの倍速駆動対応するという。

最上位の6000シリーズは、地上/BS/110度CSデジタル6チューナと3TB HDDを搭載し、同時に5チャンネル「まるごと録画」が可能だという。ここら辺は、OEM開発で培った技術があるから、最初からこういう製品が出せるのだろう。

5000/4100シリーズはダブルチューナ構成で、500GB HDDを内蔵。4000シリーズはHDDではなく、128GBの録画用メモリを内蔵するところが珍しい。
UBSでHDDを外付けすることもできるが、テレビ本体を買ってきてすぐに録画できるというのは、素人にも分かりやすいだろう。

また、スマートフォンアプリ「FUNAI Connect」も無料で提供し、スマホをリモコンとして利用できるほか、外出先からの録画予約にも2017年秋のアップデートで対応予定だそうだ。
さらに、6000シリーズは、スマホへの番組持ち出しや室内/外出先からの放送/録画番組のストリーミング再生にも対応するというから、大手家電メーカーと変わらない。

ネットワークサービスも、NetflixやYouTube、dTV、U-NEXT、クランクインビデオ、アクトビラ、TSUTAYA TVに対応する。Hulu、Amazonビデオ、niconicoに対応しないあたりが、やや弱いので、今後対応の強化が必要だろうな。
Ethernet端子に加え、IEEE 802.11ac対応無線LANも内蔵する。

さらいは、全てのテレビがメーカー3年保証の対象となるという。日本メーカーも見習ってほしいな。

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FUNAI、3チューナ2TB HDD機などBlu-rayレコーダ4機種。アプリからの視聴も - AV Watch

同時に発表されたBDレコーダは、トリプルチューナ搭載で2TBの「FBR-HT2000」、1TBの「FBR-HT1000」、ダブルチューナで1TBの「FBR-HW1000」、500GBの「FBR-HW500」の4機種展開。
テレビに比べればラインナップが寂しく見えるが、市場が縮小し撤退が相次くレコーダー市場に、今から参入してくるなんて、賭けに出たな。

機能面でも、キーワードやジャンルなどによる「おまかせ録画」や、録画番組の自動チャプタ分割、フレーム単位の編集、六癌組を自動で分類して表示する「おすすめ再生」、連続番組や関連する番組をまとめて表示する「まとめ番組」、連続ドラマなどを自動的に続けて再生する「連続視聴機能」、最高1.6倍速の音声つき早見再生や、約0.8倍速のゆっくり再生など、他社の売りの機能もそつなく搭載。

デジタル放送番組のDLNAサーバ/クライアント機能もあり、アプリ「FUNAI Connect」を使い、録画番組を端末に持ち出したり、インターネット経由での視聴も可能。

HDDは、USB接続で最大4台までの「同時」接続が可能なのは、他ではない特徴だな。パナソニックやソニーは、同時に複数台接続はできないから。
さらに、SeeQVault対応HDDもサポートするあたり、OEM開発経験がモノを言っている感じだ。

ただ、Ethernet端子に加え、無線LANも内蔵するが、なぜかIEEE802.11ac対応ではない。なぜ、11ac対応のテレビに合わせなかったのか謎だ。

なにより、現時点での最大の弱みは、このタイミングでUltra HD Blu-ray Discの再生に対応しないことか。
もっとも、技術的には難しい話ではないので、おそらく次世代製品では早々に対応してくるだろう。

それ以外は、あまり弱点がない製品に仕上がっているので、実際に使われる中でレコーダーとしての信頼性を勝ち得られれば、市場で生き残れるのかもしれない。

価格については、テレビも、レコーダーも、まだまだブランド力がない船井電機なので、ある程度抑えた設定にしてくるはずだ。
テレビで言えば、実売価格は、パナソニック、ソニーが高く、東芝、シャープが少し安い。大型店だと、さらにLGエレクトロニクス、Hisense(海信)が置いてあって、これらはさらに安いが、船井は、まずはLGエレクトロニクスぐらいのポジションを狙ってくるのではないだろうか。

もちろん、今後、有機ELテレビ(OLED)を出す計画もあるそうだし、全チャンレコーダーも出せる実力はあるから、徐々にハイエンド製品にも力を入れ始めるはずだ。
船井電機は、それだけの技術ポテンシャルを持った会社だし、残り少ない日本メーカーの生き残りなので、私個人としても応援したいな。

ベストケースでは、数年後には、東芝、シャープに取って代わり、パナソニック、ソニーに次ぐ、第3のAVメーカーに成長する可能性も秘めていると思うので、頑張って欲しい。

私個人としては、当面、テレビもレコーダーも買う予定はないので、傍観者でしかないが、期待して見守りたいな。

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